パークハイアットの瞳

  瞳の「パパ」のKさんから、週末のパークハイアットに誘われました。 ヤッター!
 「パパ」といっても40代のトラッドが似合う素敵な人ですよ...。
 いろいろ着てみたいお洋服をバッグに詰めこんで、金曜日の夜にチェックイン。
 Kさんはティーラウンジに待たせておいて、瞳はお化粧とドレスアップをエンエンと....。
 せっかくのパークハイアットですから、私はちょっと大胆なワンピースを選びました。ベアショルダーの黒のストレッチサテンのワンピースとジャケット。ブラックのストッキングに黒のハイヒール。


 和食堂「梢」のあと、ラウンジでカクテルを楽しんできたので、部屋に戻ったのはもう11時すぎ...。
 窓いっぱいに広がる東京の夜景、そして夜景の向こうには多摩の山並み。部屋の明かりをつけるのを忘れ、私たちは窓際でこの夜景に見とれていました。
 カクテルの酔いも手伝い、彼にしなだれかかると、それを待っていたかのように、彼は私を抱き寄せ、ゆっくりと唇を重ねてきます。
 けっして慌てないキス。荒々しさのないキス。ゆっくりと私の反応を楽しんでいるキス。
こうしたキスだけで私は早くも身体の力が抜けていきます。


 そのワンピースのスリットから彼の手が滑り込んできて、やさしいタッチで撫で上げていきます。ガードルはつけていないので小さな両股の間に隠れている女の子にないものを探り当てられてしまいました。
「あっ、やめて、お願い」
私は身をすくませて恥じらいます。でも彼の手は、執拗に私のもの愛撫してきます。もちろんキスは止めません。
「イジワル.....、そんな恥ずかしいことばかりしないでください。瞳はもう....」
「もう...、なんなんだろうねぇ、瞳ちゃん」


 そうなんです。言葉とは正反対の反応がショーツのなかでおきています。ふだんは小さくてまったく目立たないものが精一杯大きくなろうと立ち上がり、私はその快感をどう表現していいかわからず、おもわずベソをかいてしまいました。
 もちろん彼はこれでとめるようなことはしません。
「おやおや、瞳さまはもう喜びの涙をお流しですか...」


まだ2人は窓際に立って抱き合ったままです。
その格好で彼はストッキングの上から、強く・弱くとリズムをつけて愛撫を繰り返してきます。そのリズムとともに私は腰をふり、ひざをがくがくさせ、そして歓喜の嗚咽を続けてしまいます。彼がその太い腕で私のことを支えていなければ絨毯の上に崩れ落ちているはずです。
 それがどのくらい続いたでしょうか。
 もう窓際に立ち続けていることができません。
 彼は軽がると私を両腕に抱きかかえ寝室に運び、ベッドの上に優しく寝かせました。


 「瞳様、お召し物をお脱ぎになってくださいませ...」
との彼はおどけていいます。
 でも、こんなに体の力がぬけているのに、ワンピースを脱げるわけはありません。
 結局わたしは彼のなすがまま....。
 ダブルベッドの真っ白なリネンシーツの私は、黒ずくめのランジェリー....。
 ブラックのブラスリップと黒のショーツ、そして黒のパンティストッキングです。
 彼もブレザージャケットとスラックス、そして紺のレジメンタル・タイとライトブルーのボタンダウンシャツを静かに脱いでくれました。Tシャツの下には筋肉質で日焼けした胸板、ブリーフの下には逞しい男性自身がそそり立っています。


 ベッドの上にどっしりと座った彼に身体を寄り添わせました。
 彼のたくましい肩から胸を私は愛撫しながら、手をブリーフのほうへ落していきます。
 彼の怒張はブリーフに収まりきりません。
 「かわいそう、自由にしてあげるわね」と小さな声でささやいて、ブリーフを脱がせてしまいました。そして、自由になったカレを、私は上半身を折り曲げ、やっと食べることが許された犬のように口に含みました。
 彼に気持ちよくなってほしいと心から願う私は、夢中でしゃぶり、舐めあげ、そして吸いまくりました。静かなルームのなかに「チュパ、チュパ...」という音が響きます。


 彼のほうは私のブラの下から手をいれ、私の可愛い乳首を親指と人差し指でコリコリとつまむようにして愛撫してくれます。
 乳首とクリペ*スは太い性感帯でつながっているんですね。高電圧の電気に痺れたような快感が身体を走り、カレを含んだままで、快感の声をあげてしまいます。
 どのくらいフェラチオを続けたでしょうか。カレをわたしのものにしている喜びで夢中です。彼の口からは快感を示すうめき声が出てきました。うれしい....。


どのくらいおしゃぶりを続けたでしょうか。
こうなると私は意地になって、カレをイカせちゃおうと唇や舌であらゆる限りのテクニックをつかい責めてあげました。もうすこし、もうすこしもだったんです。お口のなかでカレがヒクヒクしだしたのが、わかったんですけど、Kさんも必死の顔で我慢するんですよ。かわいくないですよね。


「さあ、こんどはボクの番だよね」
私を仰向けに寝かせると、スリップを捲り、ピンクのショーツに覆われた私の下半身をしみじみと見るように眺めました。
「いやっ、恥ずかしい」
私は両手で顔を隠して身をよじります。
「いやあ、ほんとに素敵だよ、こんなきれいなショーツをはいて、それに細くて白い足、ここはちょっと膨らんでいるけど...」
「いやーん」
「あのレストランで、瞳のことを男のコとわかった人は何人いるかな?」
「恥ずかしい...」
「たぶん誰も気づかなかったんじゃないかなぁ...」
「......」
「となりのテーブルにいた、ちょいタカビーの子なんか、カレシが瞳のことをチラチラみるもんだから....」
「うん、気づいていた...」
「露骨にいやな顔していたよ。ライバル意識まるだしで...」
「.......」
「そんな瞳を独り占めにできるんだから、しあわせだよね.....」
「あ....」
「それも、こんなにムードのいい部屋でね...」


 Kさんは、ベッドサイドテーブルにおいたクラッチバッグに腕を伸ばします。そして、ちいさなチューブを取り出します。私のショーツをずらしてヒップをむき出しにし、そして人差し指と中指にたっぷりとジェルをすくうと、恥かしい蕾にゆっくりと滴らせてぬりこみだしました。最初は蕾の周りを丹念に.....。そして蕾が柔らかく、なると指が入ってきました。そしてジェルを入ロからずっと奥のほうまでをベトベトになるくらいに塗られてしまいました。
 その間も左手は瞳の乳首をコリコリしていますし、唇や舌で性感帯のうなじやお耳をペロペロしてくれています。そして、いよいよKさんはコンドームをつけて、そこにもジェルをたっぷり塗りました。


 私のお尻の下のシーツははもうベチョベチョです。
 されることはもうわかりきっているのに、どうしても私は身を固くしてしまいます。
 「ムッ....」
 「あっ、いや.....」
 仰向けの私の両足を抱え上げて、彼が入ってきました。
 焼け火箸を当てられるというたとえを聞きますが、彼が入ってくる瞬間はいつもその言葉を思い出します。私のアソコはおおきなカレを受け入れるには小さすぎるようです。


 「瞳ちゃん、力を抜くんだよ.....」
 「リラックスしてごらん....」
 Kさんの声を聞くと私は安心します。カレが瞳の身体のなかにいるという感激が痛さを忘れさせてくれます。自然と嬉しさに涙が湧いてきます。


 泣き顔(嬉し泣きですが)をみせまいと、うつ伏せになろうとする私をKさんは許しません。
 太い筋肉質の腕で仰向けに押さえつけたままで、今度は私の片足を手で持ち上げて、ショーツを片足だけ脱がせました。片一方の太股にショーツを引っ掛けているような格好で下半身がむき出しにされました。
その瞬間、彼は驚きと喜びの声をあげていました。
 「すばらしいよ。瞳ちゃん、かわいいよ」
 歓声をあげながら私の小さなペ**リスを愛撫してくれます。
 もともと恥毛の薄い私は今日のお泊まりに備えて、腋毛と同じように思い切って恥毛もきれいに剃ってしまっていました。いわゆる剃毛というやつです。
 「かわいいよ、すごくいいよ」

 
 Kさんの大きな手で私の小さいペ**リスは包まれてしまいました。自分でするオナニーとちがい、強弱やリズムをつけた愛撫はすごく感じます。
 前立腺にはKさん自身、そしてわたしのアレはKさんの掌のなか.....。
この二つのすごい刺激でベッドから浮き上がりそうな快感を感じてしまいました。


(いよいよ、クライマックスだ.....)
 この思いは二人とも同じです。

 彼は私の唇を吸いながら、両手で私をきつく抱きしめ腰を突き上げます。
 私は高く細い声で歓喜を表しています。
「いい声だよ、瞳....。女の子の声以上にセクシーだよ....」
「アン、アン、アン......」
 自分のあの声に自然と興奮が高まります。歓喜の声を出すということはこんなにもエクスタシーを高めることだとはじめて知りました。
 彼の力強く、そしてリズミカルなストロークに全身を貫かれつづけ、ついに天国へのドアがひらかれようとしました。
「アーーーーーー、イクゥゥゥゥゥゥゥ......」
 その瞬間、Kさんの身体が震え、硬直したように感じました。
「オォォォォォォ.....、いくよ....、ひ..と...み....」
「来て、来て、来て.....」


 そして次の瞬間、私の身体の奥でカレが暴れまくり、ドクンドクンという律動を感じました。彼の私の身体を締め落とすような強い力に気を失いそうになりながら私も思い切りの力で彼を抱き締めます。
「瞳ィ...」
「Kさん......」
 この言葉も自分が言ったのかはっきりしなかったくらいです。
 目の前が真っ白になり、私の身体は無限の暗闇のなかに落ち続けていくようなオルガスムスの快感に包まれつづけたのです.....。


 そのあとのことはよく覚えていません。
 ふと気がつくと、瞳は彼の大きな身体に慈しむように抱かれて眠っていました。
窓のむこう、新宿の高層ビル街がうっすらと明るくなりかけています......。
                                                <おわり>

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